
ESFJ
河童
外向 × 感覚 × 感情 × 判断
河童とは?
河童は、日本の伝承に伝わる水辺に棲む妖怪です。子どもほどの大きさで緑がかった体、水かきのある手足、亀のような甲羅を持ち、頭上には力の源とされる水を湛えた皿があると描かれるのが一般的です。
河童になぞらえると
いたずら好きでありながら、河童は礼節に縛られることで知られます。お辞儀をすれば、力の源である頭の皿の水をこぼしてでも、お辞儀を返さねばなりません。取り決めを守り、受けた恩を返し、やり取りの作法を、一字一句まで重んじます。ESFJ も、この義理と思いやりの網の中で生きています。礼儀によく気を配り、自らの絆に忠実で、誰もが当たり前と思っている持ちつ持たれつを通して、共同体を一つにつなぎとめるのです。
その才は、他の人がほつれるに任せる絆を、手入れすることにあります。河童は、何を約束され、何を返すべきかを覚えていて、それを果たしにやって来ます。ESFJ も同じように働きます。温かく、人づきあいがよく、集団の結びつきを手入れし、誰が仲間外れになったか、誰に礼を言うべきかに気づき、その場を、大切にされていると感じさせる者なのです。
けれど、やり取りの作法の上に築かれた自己は、そのやり取りが返されないとき、自らを見失ってしまうことがあります。河童は、軽んじられたり礼を欠かれたりすると、いたずらと遺恨に転じます。ESFJ も同じように傾くことがあります。必要とされるために与え、思いやりが返されないと傷つき、他者の承認に頼りすぎて、波風を立てまいと、自分の判断を曲げてしまうのです。温もりとして始まったものが、貸し借りの勘定へと変わってしまうことがあります。
強みと課題の見え方
このたとえで見ると、ESFJ の強みは「他の人がほつれるに任せる絆を手入れすること」と「その場を、大切にされていると感じさせる温かさ」に集約されます。課題も同じ場所から生まれます。やり取りの作法の上に築かれているために、必要とされるために与え、承認を保とうと自分の判断を曲げてしまうのです。河童がその礼節を真のものに保つには、一度、勘定をつけずに与えること——お辞儀が返されないときでも、自らの判断で動く一歩が要ります。
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