
ENTP
弁証法家
外向 × 直観 × 思考 × 知覚
弁証法家になぞらえると
弁証法は、真理がまるごと手渡されるのではなく、対立の中から打ち出されると考えます。ソクラテスが、自信ありげな答えを、ひびが入るまで問い続け、ヘーゲルが、概念は内なる矛盾を通じて展開すると見たように、衝突によって思考を前へ進めるのです。ENTP もそんなふうに論じることがあります。反射的に反対の側に立ち、立場を裏返して、誰も守らなかった角度を見つけ出すのです。
その衝突の中で、弁証法家は、あらゆる角度を一度に見渡し、考えの最も弱い継ぎ目を押すことで、それを鋭くしていきます。ENTP も、その同じ、何かを生み出す摩擦をもたらします。挑発し、捉え直し、思いがけない反例を卓上に投げ込むのです。そうして、ともすれば緩んでいたかもしれない考えは、その圧力の下で、より硬く、より真実なものへと育つことを強いられます。
けれど、その衝突を愛する同じ心は、めったに総合へとは落ち着きません。論争そのもののきらめきのために論じるあまり、ENTP は、立場を未解決のまま宙づりにし、次の矛盾が現れたその瞬間、そちらへ移ってしまうことがあります。鮮やかに開かれた論争は多く、たどり着くはずだった答えまで、最後まで追われた論争は、わずかなのです。
強みと課題の見え方
このたとえで見ると、ENTP の強みは「あらゆる角度を見渡す、何かを生み出す議論力」と「考えに反対することで、それを鋭くする手際」に集約されます。課題も同じ場所から生まれます。衝突を愛する同じ心が、めったに総合へ落ち着かず、次の矛盾を追って、立場を未解決のまま残してしまうのです。弁証法家がその方法を完成させるには、一つの論争にとどまり続け、定立と反定立を、向かっていたはずの答えへと結ばせる時間が要ります。
主な特性
- 機知に富む
- 新奇なものを好む
- 議論を楽しむ
- 適応力が高い
強み
- 発想力
- 弁論力
- 問題解決力
- 柔軟さ
課題
- 飽きっぽい
- ルールを軽視しがち
- 詰めが甘い
- 議論が過熱しやすい


